白昼夢

それは君と二人だけの世界

第七特命課 十狂セメタリー SEASONⅢ 瑞原タイチ 感想

所用で本屋さんに行ったところ、「衝撃のラスト1行」というとっても心惹かれる帯がついている小説を見つけたので衝動買いしました。
『噂』荻原浩
今日はゆっくりできたので一気に読んでしまいました。本当にラスト1行で「えっ?!」て声出た。びっくり。内容は、気になる人がたくさん出てきて犯人めっちゃ考えさせられながらも、情景がすぐに思い浮かんで読み進めやすかったです。いやー読書っていいもんだーーーー!!!もっと毎日余裕があるなら、1日1冊読めるのに…!
 
 
 
ということで、今日は十セメの感想を。
ほんとにね、リュシオルといい十セメといい、続きが気になりすぎる!!!!!!笑
そういえばリジェさんは6月に何か新しい発表をするみたいだけどなんだろう…?ゲームのVR化…とか???
 
今回の感想もたぶんだいぶんネタバレ含むので気を付けてね!!!!!!!!!!
 
第七特命課 十狂セメタリー SEASONⅢ 瑞原タイチ(CV鳥海浩輔)
 
ボイスは低めな感じ。無口なっていうわりには結構よくしゃべるよ?!笑
前回までの1、2とは違って、事件が起こるのは少しあとのほうです。
のっけからだいぶん厳しいタイチさん。バディは突然変わるらしく、前回のネイムさんに呼び出し(尋問)がかかったので変更ということになったらしい。呼び出し…というのはたぶんトラックの最後にある取り調べファイルっていうやつのことなんだろうな。
最初のベルノさん、前回のネイムさんに呼び出しがかかっているのは犯人を捕まえたりしたときにちょっと問題があったから。でも第七特命課は警視総監直属の部署なので、呼び出しはあっても自分たちに処分が下ることはない…らしい。たしかに問題はあったにしろ、犯人を捕まえたことは事実。主人公の私はどうしてそれをねぎらったりすることがないのか、いくら警視総監でもやっていいことと悪いことがある…と疑問に思います。が、それはものごとの表面しか見ていないきれいごとだとタイチさんに言われます。このとき「ただのバカだ」ってセリフがあるのですが、鳥海さんの「バカだ」ってセリフ最高すぎる。もっと言って!!!
ちなみに「染色体Z」の事件は警察内でも秘匿事項なので、解決しても昇進につながらない。キャリア組の私は異色の存在らしい。とにかくタイチさんは私のことをあまり快く思っていない様子。もともとタイチさんもキャリア組だったらしいが…自分からは教えてくれません。そして事件があっているわけではないので、「寝る」と言って本当にタイチさんは寝てしまいます。勝手なことをするなと念を押され、嫌なら「移動願を出せ」と頻繁に言われることに…。
前回までの事件で出てきた謎の錠剤。日本のものではないとわかり、海外の薬を扱うお店をリストアップした私。…ですがタイチさんも同じ考えだったようで、すでに数件のお店に聞いて回っていたらしい。少し落ち込みましたが、「新人にしてはいいところに目を付けた」と言われます。褒めてもらえた!うれしい!!!!!!
そして今までの捜査から、クロウは単独犯ではなく組織的なものだということ、けっこう大規模な組織だということが分かっています。
なんだかんだ厳しいことを言うタイチさんですが、今は実行犯が捕まっていること、次の事件が起きているわけではないことから、定時を過ぎているので帰れと言ってくれます。言い方は強いながらも、クロウについて調べている間は長期戦になるので、毎日残業をしていたら体がもたない、もし事件が起きたらもっと寝る時間が無くなり非効率になってしまう、と体を気遣ってくれているよう。なんだかんだ優しい。「お疲れ」の言い方もこころなしか優しさがある。
 
二人は恋人同士のふりをして海外の薬を扱うお店を回ります。が、私の演技力がなさすぎることを怒られます。腕を組むだけで緊張してしまうらしい。純情!!!!笑
男慣れをしていない私に(まぁ警視総監の娘だし…)「それ以上のことでもしておけば少しはましになるか…?」と囁いてくれます。ありがとうダミヘ。
3日調べたらしいのですが、どこのお店でも実りのあるものではなく…。どうしようもないと思った私は、以前の犯人たちを取り調べできないのかと聞きますが、染色体Zなので専用の施設に移動させられたとのこと。そしてタイチさん曰く「錠剤だから西洋系のものだと思っていたが、漢方薬にも錠剤は存在する」と。漢方系の薬局をしらみつぶしに調べるしかないとなったので、私は意気込んでリストアップする!と言いますが、「明日以降に」と念を押されます。無駄に残業しない主義、好き。
…というところでアオイさんから電話が。アオイさんと仲良しな様子。声が優しい。私にもその優しさを10分の1程度でいいからくれ。アオイさんからの電話の内容は、また不審な「クリームシチューは好きだが、腐った肉はまずい」という手紙が届いたというものだった。帰る気マンマンだった二人、帰れず。
 
しかし事件があったわけではないので、交代で電話番をすることになった特命課。タイチさんがじゃんけんで負けてしまったふたりで電話番をすることに。そこで、なぜ私はこんな異色な特命課を志願したのか、何か裏があるのではないか…などの疑惑を投げかけられます。そんなことはないと否定するも、口では何とでもいえると疑ってかかるタイチさん。特命課に入るために受けたテストはダミーだと教えられます。入れるかどうかは警視総監の一存らしい。でもそんなことは全く知らなかった私。驚きます。と、そこでグンジさんから手紙についてまとめられたものを受け取った二人。前回と今回届いた手紙は、紙質もインクもフォントも一緒らしい。が、一番最初にきた手紙とは少し内容も含めて違う部分があった。長くてめんどくさくなるので端折ります!!!!ごめんね!!!!!!!
まぁそういうことでタイチさんの推測では、最初にきた手紙だけはクロウから来た手紙ではないのではないか、ベルノさんと解決した事件はクロウの事件とは違うのではないか、最初の事件だけはクロウに罪をかぶせたがったのではないか、という。が、最初の被疑者はもうすでに死んでしまっており分からない。クロウについても分からないことが多い上、何を考えているのか分からない。タイチさんはクロウの目的や考えを分かるつもりはないと。相手の気持ちなど分からないし、自分にはただ守ってやることしかできないと小声で言います。その言葉が気になった私はタイチさんに聞いてみます。が、答えてはくれません。それどころか私がクロウとつながっているのではないかと疑われます。自分が来た初日にクロウの事件が起き、それから頻繁に事件が続いていること。もしかしたら染色体Zなのではと疑われてしまう。信じてもらえないので、近くにあったナイフで自分の手を切ろうとする私。(染色体Zは怪我がすぐに治ってしまうので)でもそんなことをすれば、もし違ったときは大けが。捜査に支障が出ると止めるタイチさん。その行為でやっと疑ったことを謝ってくれます。でもまぁ怪しんでもしょうがないよね。私怪しいもん。疑ったことの代償として、質問に答えてくれることになったので、私は気になっていた「人は分かり合えないと思っていること」について聞いてみます。タイチさんには、父親と弟がいる。大学生の時に父親は強盗にあって殺されてしまったらしい。しかしそれを悲しむことはなかった。なぜなら父親はずっと弟を虐待していたから。弟とは仲が良く、今でも連絡を取り合う仲だが、だんだん弟も何を考えているのか分からなくなってしまっていると。肉親でも何を考えているのか分からないのだから他人なんてなおさら…という考えらしい。
 
翌日二人はリストアップした漢方系の薬局をあたることに。するとそこには数日前に同じ薬を求めてきた人がいたらしい。中国系の薬らしく、その薬がないと…と言っていたらしい。錠剤を入荷したらある飲食店に連絡するようにとカードを置いていった。
その飲食店に向かうものの、シャッターは締まっており誰もいそうにない。が裏口が開いていたので入った二人。誰もいなかったが、鍋にはシチューが。そこで私は以前の手紙に合った「クリームシチューは好きだが、腐った肉はまずい」というメッセージを見つける。鍋を確認するとシチューの中に目玉が…。
 
のちの調べで被害者の身元は地下アイドルだとわかった。被疑者はその飲食店の店主で、周囲からは人格者と言われていたが、最近は様子がおかしかった。現在は行方不明である。被疑者の自宅からは錠剤が入っていたと思われる包装紙と、食人に興味があることも分かっている。地下アイドルの監視スレッドを頻繁に見ており、たまたまそこに住所が書き込まれた女性を狙った犯行と思われる。弱者を狙ったクズは死ぬべきだ、と強い言葉を言うタイチさん。何かもっと闇を抱えている模様。その言葉に私は反論しますが、父親にずっと守られてきたお前には分からないと言われてしまいます。そして自分とは相いれない、バディは今日付けで解散しようと。そんな簡単に解散できるんかよ。ですがまぁこの主人公ちゃん、結構強気だし先輩に向かっていくよね。バディを続けたいと言い張ります。すごい。タイチさんは私に問題を出します。答えによっては続けてもいいと。「大切なものが危機にさらされ、法や倫理に逆らわないと守れないとき、どうするか」それに対した私の答えは「なにをしても守る」ということだった。「バカではないらしいな」と、どうにかこうにかバディを続けることが出来ます。
 
昼食をとっていた二人、タイチさんが地下アイドルスレッドを見ていたところ、別の地下アイドルが行方不明だという情報が入ってきた。急いで食事を済ませ、調べることに。
二人が向かったのは最近閉まったある小料理店。電気が通っている無人の店でまた同じ犯罪を犯すかもしれないとの予測をしたため。その場所では鍵を無理やりこじあけた跡があり、息をひそめて二人は入ることにします。入ってみると生きている女性と、座敷に寝ていた被疑者。被疑者は片目が赤く染色体Zだとわかる。どうにか生きて確保することに成功。今までよりスムーズに確保していました。かっこいーーーー!!!!!ここの様子では、あれっタイチさんなんだかんだ優しい…。殺すまでしなかったし…。と思っていたのも束の間。次のトラックでそんなこと言えなくなりました。
 
被疑者の取り調べをするタイチさん。仮眠室に行かないなら見ていてもいいが絶対に口を出すなと強く言われた私はそれをしっかりと守ります。今までは暴力を振るうことも、そこまで無駄に拳銃で撃つということもなかったタイチさんですが、この取り調べでは今までのタイチさんと全く違う狂気に満ち溢れた声で取り調べを始めます。怖い。めっちゃ怖い。何かがとりついたのではないかと思うほど。
その行為に観念した被疑者は、クロウについて知っていることを教えます。染色体Zが所属している組織であること。その本拠地は大企業の菓子メーカーである「エリス」であること。白い錠剤は染色体Zにしか効かない薬「レネイン」であること。その薬の効能は、暴力的な行為を抑え、赤目を黒くできるというものだった。だがそれをクロウが牛耳っている。中国からの輸入ルートをクロウが独占しているらしい。でもクロウが誰かは分からない。しかもほかの事件も知らないらしい。どんなに尋ねても知らない様子だったので、彼は本当に知らないのだろうなという印象でした。が、尋ねても答えない被疑者にタイチさんは「用済みだ」と言って殺してしまいます。どうして殺したのかと聞くと「許せなかったから殺した。クズは死ぬべきだ。大切なものを守るためには、法や倫理を無視しなければならない場合がある」と。私も微妙に脅されてるのかな?たぶん拳銃を突き付けられているような音がして「お前も大切なもの…例えば自分の命を守るためなら法や倫理を無視するだろう?」と脅迫めいたことを言われます。誰かに言うなら殺すと言わんばかりに。そこで私は「タイチさんのためにこのことは黙っている」と誓います。タイチさんはその後、何かを撃ち「お前のことは俺も気に入っている、殺さずに済むならそのほうがいい…」と囁いてキス。
最後にタイチさんは監視カメラのデータを改ざんしているようでした。まぁあんなのがばれたら大問題だろうし。たぶん最後に撃ったのは監視カメラだったんでしょう。エリスを捜査して少しでもクロウに近づければいいが…と言いながら最後に何やらとっても気になる一言をつぶやきます。
 
 
 
 
見つかるなよ
 
 
 
 
フリートーク
優しい!ありがとういつもの鳥海さんボイス!!!!よかった優しい声になった!!!!!安心感!!!!!!!!!いつもお世話になってます!!!!!!!!!この作品、今までの人は誰も言わなかったのですが、1枚のCDにしてはすごく長いらしい。普通の1枚CDだと50~60ページぐらいらしいのですが、なんと80ページあるらしい!!!!!多いな!!!!!!1ページにもセリフがすごく書いてあるらしいのです。そもそも50ページでもすごいのに、80ページ…読むの大変そうだ。ありがとうございますお疲れ様です。鳥海さん、私は20分…とまではいかなかったけど1時間よりは短く感じたよ!!!!すごいです!!!!!たぶんこれ、技量の問題と聞いている声が疲れないかどうかっていうのも重要ではないかと思っております。疲れる声だと、早く終わらないかなぁ…と思ってしまうので…。眠くなっちゃうし…。でも全くそういうことはなかったよ!!!!このCD、特性上イチャイチャすごくしているわけではないので、ダミヘとそうでない部分(普通のマイク)があったようです。聞きなれすぎているせいかダミヘのところすぐわかる自分がいる。20ページ以上ぶっ通しで取ったシーンもあるそう。さすがすぎる。鳥海さんは何度も全体を通して聞いてほしいと言っていたので、みなさんぜひ全巻買おうね♡分からないことがあったら1巻から聞き直せ、とのことですよ!!!!笑
 
最後のトラック、取り調べファイル03
今回のCDの冒頭で、この取り調べファイルは捜査の時の問題行動への尋問だとわかりました。うま~~~~~くごまかすタイチさん。落ち着いた声すぎてめっちゃ説得力ある。嘘なのに。話の感じから、やっぱり何かを隠している感じがする。
 
アニメイト特典「糖狂セメタリー」
今回もまたおうちを訪問。なんできたのかはわかりません。タイチさんは一軒家に住んでいるようです。一人暮らしで一軒家…。金持ちかよ。不動産屋さんがすすめてきたおうちをそのまま借りているらしい。ちなみに一人なので使っていない部屋が2部屋あるそう。もったいないと言う私。部屋作りが楽しいという。そんなに好きなら、お前に一部屋やると言ってくれます。えっまじ一緒に住めるの??????と大興奮したものの…もしの話でした。でもまぁとにかくもしもの話で考えていくことに。猫足のクイーンサイズのベッドがいいという私。他にもシャンデリアがいいとか、壁紙を変えたいとか…めっちゃこだわりがあるよう。普通の一軒家にシャンデリア似合わなくね?!?!
実際に見たほうが想像しやすいのでは…と2階の空室を見せてくれました。タイチさんの使っている部屋のお隣だそうです。えっ一緒の部屋でいいですよもう全然むしろ一緒の部あっ黙りますすいません。ベッドはクイーンサイズじゃなくても、セミダブルぐらいあれば一人でのびのびと寝れるし二人でも十分眠れると言われます。動揺する私ですが「一般論だ」と笑われます。もしかしなくてもタイチさん結構女慣れしてるな。隙間風があるおうちらしいので、寒くないように毛布とパソコンを持ってきてくれたタイチさん。毛布は一枚しかないので仲良く一緒にくるまってみることに。私が寒いからと持ってきてくれたはずなのに、一緒になって入ってくるタイチさんかわいすぎかよ。壁紙なんかも調べるのですが、私はひたすらにピンクであることをこだわっている様子。いやさすがに私もピンクの壁紙はどうかと思うよ。「ピンクまみれはやめろ」と忠告されます。理由は「俺が落ち着かないから」…?????えっ入ってくるつもりえっ???????????!!!!!!っていうか入ってくるならもう別に私の部屋とかいらなくねアレ???????????だって落ち着かないってレベルで居座るつもりなんでしょ?????????そういうことじゃない??????????タイチさんは本気で同棲してもいいと思っているらしい。あんなに合わないとか言ってたくせに!!!!(笑)「お前と過ごすのは悪くなさそうだ、お前もそう思うだろう??」と全く拒否権の無い聞き方をするタイチさんずるい!!!!無言は肯定ととらえると言われてしまい、逃げようとする私ですが…「寒いんだろうどこへ行く?黙ってここにいろ」と抱きしめられます。結局手始めに一泊から始めようと言われ、優しい優しいキスをしてもらえます。あまーーーーーーーーい!!!!!!!!
 
 
はい全体の感想。
鳥海さんの低音久しぶりに聞いた気がします。低くてもいい声。ふふ。聞きやすさ抜群です。そして安定の演技力。この人はあんまり裏がないと思ったのにな~。怖いだけでそこまで頭おかしいことはしないと思ってたのにな~~~~~。最後の豹変本当に怖かったよ…。
最後のセリフも、だれに対して言っているのかが分からない。見つかるなよ…ってことはクロウを知っている?けどそれならあんなに血眼になって全員でクロウを探す必要はないか。全員犯罪者に恨みもあるようだし。誰への言葉…?
絶対彼らは何かを隠して私とバディを組んでると思う。何を隠してるのかは分からないけど。もしかして特命課全員Zなのか…????でも私も…実はZなんじゃね???って思わなくもない。それか警視総監が…???なんかもう出てくる人すべて怪しいわ。バカだから推理全然できませんてへぺろ。人生早送りして早く8月になってほしい。気になるよ~~~~~~~。
 
次回は中井和哉さん。おひさしぶりです!!!!!!サンプルボイス聞いたらチャラい!!!チャラいよ!!!!!でも好き!!!!!!!サンプルボイスですら気になりまくる次回。これを聞くためだけにがんばる。
 
おしまい。